令和初となる令和2年の新年会は、1月18日(土)に逗子海岸に面したシーサイドイタリアン「カンティーナ逗子店」で、11時30分から開催しました。最近の新年会は開始が14時からでしたが、今回急きょ会場を変更したため11時30分~14時の時間帯になりランチ新年会としました。
総会と異なり来賓もなく会員と言っても役員と一般会員の顔馴染みのかたが殆どで、令和初の新年会としては特色もなく恒例の詩吟朗詠と明大応援歌斉唱のみでは寂しいので1月5日(日)の逗子葉山鎌倉寄席新年会落語会に来られていた池田雅子さんに太極拳披露のお願いを中山、足立で打診していました。1月11日(土)の役員会で正式に決定しお願いメールを入れ、快諾頂きました。息子さんが現役明大生でもあり、また神奈川県日本中国友好協会の広報部長・太極拳講師・楊名時太極拳師範と頂いた名刺に記されていました。
昨年11月の明大マンドリン倶楽部チャリティーコンサートは西日本豪雨災害にあった主として岡山県倉敷市真備町に復興支援金として届けましたが、真備町(まびちょう)は吉備真備(きびのまきび)ゆかりの地でした。
吉備真備は奈良時代、日本が中国(唐)を参考にしながら国家樹立を目指していた時代、20代前半で唐に留学、17年間に渡る滞在の後に多くの書物、楽器などを日本に持ち帰り朝廷の厚い信頼を得て活躍した低階級の学者で右大臣までなった人です。2度目の入唐の際には高僧鑑真を日本に連れて来ています。鑑真は密教や天台宗の教えを日本に伝え、鑑真が来なければ空海や最澄がここまで有名になることはなく、高野山や比叡山もただの山になっていたかもしれないと言われています。
岡山県は吉備真備や神田神保町前の書店主で日中友好協会創立者内山完造ゆかりの地で全国に先駆けて日本中国友好協会が出来た地でもあり今年設立70周年の慶節を迎えていて、この年の新年会に県日中友好協会の広報部長池田雅子さんに太極拳披露をしていただいたのも思い出に残ることとなりました。
役員集合10:30、綾部・斎藤・鈴木(達)3氏で11:00受付開始、そして11:30より小川幹事長の司会で正月の箱根駅伝とラグビーの大健闘に触れた開会の辞となり、足立支部長の新年の挨拶がありました。
支部長からは、昨年のマンドリンコンサートの協力のお礼と義援金30万円を明大校友会岡山県支部を通じて倉敷の伊東香織市長に届けてもらった報告があり、また今年のオリンピック開催にあたり明大スポーツWEBに「東京五輪 明大関係者必見の注目競技」として活躍を期待できる選手の記事が出ていたとの紹介もありました。地元逗子高校卒の池田健星君(法3年ボードセーリング部)がセーリングRS:X級に出場することにも触れていました。柔道の小川雄勢君(平31卒)、卓球の水谷隼(平24卒)、丹羽孝希(平29卒)、森薗政崇(平30卒)の3君はテレビにもよく出るので良く知られているOBです。オリンピックでは明大関係者に注目して応援しようとの挨拶でした。
( 池田健星君 逗子海岸で *地元の明大校友会で応援しているよ!!)
次いで恒例の敬老祝賀があり今年米寿の桐島さん、喜寿の三武、足立両氏の紹介があり記念品が渡されています。
(米寿の敬老祝賀の記念品を桐島さんに贈呈)
(足立支部長も喜寿対象のため仲内支部長代行から記念品を受ける)
(記念品は明大グッズのタオルとハンカチでした)
*支部財政上、敬老祝賀の記念品(商品券)は廃止になりましたが、対象者で新年会出席
者のみ新年会費で明大グッズ(1,000円相当)を購入し贈呈して共に祝っています。
(対象者を代表して桐島さんより挨拶)
(会場を間違えて遅れてきた三武さんに敬老祝賀の記念品贈呈)
*会場変更の連絡不行き届きで申し訳ありませんでした。
(葉山マリーナに行ってしまいました。正式案内と会報記事良く見ていませんでした)
セレモニーを終えて11:50から懇親会となり桐島さんの乾杯挨拶後、飲食歓談となっています。なお今回の新年会は参加者が30名と少なく、テーブルをコの字型にして全員顔が合せられるレイアウトとしました。この場所は日本酒、焼酎が無いので剣菱・赤霧島・いいちこ・そしてアルパカワインも持ち込んでいました。料理、酒はバイキングスタイルでしたので各自取りに行って歓談となりました。
メニューは下記でした
マグロのカルパッチョ、 イタリア産プロシュートとミラノサラミ
アオリイカとオリーブのマリナート、 新鮮野菜のグリーンサラダ
ピザ マリゲリータ ビアンケッティ
真ダコと季節野菜のトマトソースペンネ
鶏もも肉とじゃが芋のジェノベーゼカザレッチェ
みやじ豚のフィレ肉のロースト、赤ワインソース
デザート
頃合いをみて西山、菅野、田澤3氏による詩吟朗詠となり、プロジェクター担当の根岸さんがスクリーンに詩吟の映像を映すのを見て詩吟朗詠に耳を傾けています。石川丈山「富士山」、新島襄「寒梅」、中村草田男「降る雪や」の他に菅野さん自作の「逗子葉山の詩」もありました。
(田澤さんによる詩吟 石川丈山「富士山」)
(西山さんによる詩吟 中村草田男「降る雪や」)
(菅野さんによる詩吟 菅野さん自作の「逗子葉山の詩」)
(西山、菅野ご両人で合吟 新島襄「寒梅」)
次いで先に紹介した池田雅子さんによる太極拳の型(八段錦・24式太極拳)披露がありました。音楽担当は鈴木(悟)にお願いし健康にいいと注目されている太極拳のゆっくりした筋力の動き、手足の形、深い呼吸を一同見守りました。
このあと暫くして個々に一言参加者の挨拶がありました。
順番が斎藤さんになって挨拶後にお座敷長唄「吾妻八景」と歌舞伎唄「越後獅子~
浜唄」のさわり披露もありました。
(挨拶後 唄を披露する斎藤さん)
(田澤さんの詩吟「富士山」を連想して吾妻八景の一 日本橋からの富士山を眺める
この絵を思い浮かべた人がいた?)
明大応援歌「紫紺の歌」「都に匂う花の雲」それにカラオケクラブで毎回締めで歌う「丘を越えて」をマンドリン倶楽部のCDの伴奏で合唱しました。その後、菅野・下里両氏の指揮で明大校歌を一同肩を組んで歌い、エールを送って仲内支部長代行の閉会の辞と一本締めで14:00終了となりました。
(下里さんの顔にプロジェクターの光が当たっていますが必要な写真なので掲載)
(仲内支部長代行の音頭による一本締めで終了しました)
片付けをして参加者は“みぞれ”が少し降る中帰路となりましたが、20名程の参加者はJR逗子駅と新逗子駅中間にあるカラオケボックスBAN BANに行って2次会となりました。
BAN BANにはお招きした池田さんも参加、ここではテレサテンの歌を披露していただき、普段聞かれない高橋、大川両氏の歌披露もありました。
当日の写真は西山さん、鈴木(悟)さん、桐島さんにも撮っていただきました。
追記:支部長の挨拶に有る「東京五輪 明大関係者必見の注目競技」を検索して見て
いただき、今年のオリンピックを一層楽しいものにしましょう。