明治大学校友会逗子葉山地域支部ホームページⅡ

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明治大学落語研究会創部60周年にことよせて

 5月14日届いた神奈川県東部支部平戸幹事長のメール連絡に添えられていた明治大学校友会会長 北野 大発信の文書に今年の全国校友香川大会中止の情報がありました。昨年2019年 の全国校友千葉大会の際に香川県支部の玉越浩達支部長が全国支部長を代表して挨拶されたのを思い出すと9月開催迄4ヵ月を切り準備もほぼ完了間近かと思われて香川県支部はじめ関係者の方々にとって新型コロナウイルスの影響とはいえ中止決断は断腸の思いと察せられます。

  “おいでまあせ お接待の心 うどん県” として

   9月5日(土) 前夜祭 会場:JRホテルクレメント高松、  

   9月6日(日) 大 会 会場:サンポートホール(大ホール)

  を予定していました。

f:id:meijizuyou:20200527151412j:plain   残念ながら中止となった香川大会PRチラシ  

 また千葉大会の際に受付で配られていた「明治大学落語研究会創部60年記念明大落語会」のチラシも思い出されました。明大落研の年表によると文化部の公式クラブとしての創部は昭和35年(1960年)で今年創部60周年です。創部10年後に 十代目金原亭馬生師匠に指導を仰ぎ、昭和34年文学部卒で講談師になった宝井馬琴のことを明大落研では先生と呼んでいたようです。チラシの落語会は令和元年10月26日(土)有楽町朝日ホールで全席指定でしたが残念ながら参加できませんでした。

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 明治大学は 2011年10月 15日、明治大学落語研究会、同OB会との共催により、駿河台キャンパス・アカデミーホールで、明治大学創立 130周年、明治大学落語研究会創部 50周年を記念するとともに、東日本大震災復興チャリティを兼ねた『明大落語会』を開催しています。満席のホール、 1200人の観客は、明大落語研究会出身の著名な出演者の話芸に大いに笑い、泣いたとのことです。「日本の伝統文化の象徴ともいうべき『落語』は、人びとを元気づける存在」 でもあります。と納谷学長が述べています。

 昨年は9月16日の「第一回敬老寄席IN葉山」で明大卒の二つ目“春雨や風子”さんの落語を葉山町福祉文化会館で聞きましたが、彼女は故林家三平(S33真打)、 三遊亭圓丈(S53真打)、三遊亭小遊三(S58真打)さん達と同様明大落研出身ではないのですが、新型コロナウイルスで外出自粛の中 落語ガールズの一員としてブログ掲載で元気を振舞っています。

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     「第一回敬老寄席IN葉山」で落語披露の“春雨や風子”さん

   動画  <女流落語家が卒業ソングを歌ってみた>で 春雨や風子さんが歌っています。   

  *明大卒の落語家が一番多い中、同一大学で3名の女性落語家(桂右團治・川柳

   つくし・柳亭こみち)を出している早大卒を向こうに回し頑張っています。   

 

 本題に戻し明大落研の出身者には三宅裕司渡辺正行小宮孝泰、エディー、正月太郎各氏のように落語家にならないでコメディアンやお笑いタレントになった人もいますが、落語家になって活躍している人が多くいます。五街道雲助(S56真打)、瀧川鯉昇(H2真打)、立川談の助(S53二つ目)、立川志の輔(H2真打)、立川談幸(S62真打)、橘右門(寄席文字書家)、月亭遊方上方落語)、立川志ら乃(H15真打)、桂竹千代(H27真打)、立川がじら(H28真打)等の各氏で、創部60年記念明大落語会の出演者にも名前がありました。

   “明治大学落語研究会” のホームページ<活躍中のOB>も見て下さいね!

 当支部との縁としては、平成19年の新年会に日向現相談役の計らいで真打の桂歌助さんと滝川鯉斗さんを迎えて落語を聞いたことがあります。

桂歌助さんと桂竹千代さんとは直接の縁はないのですが、横浜出身だった4代目桂米丸師匠の同じ孫弟子(歌丸さんと竹丸さんがそれぞれの師匠)のようです。滝川鯉斗さんは瀧川鯉昇さんの弟子でした。

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    明大落研出身者の橘右門さん(橘流寄席文字伝承者)の向こうを張って

    出演者の名前を書いたのは書道クラブの牛久順之さんでした。

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  また平成22年2月に逗子ロータリークラブ(会長臼井浩)と葉山ロータリークラブ(会長大友輝雄)主催で大学落語鑑賞会を逗子文化プラザで開催したことがあり、明大落研が青山学院、中央、慶応の落研のまとめ役だったこともあって当校友会も後援を決め仲内、足立2名が最初から参画することになりました。 この企画は決まってから半年前迄進展が遅々として進まず、平成21年9月明治大学全国校友富山大会があった際に記念講演が富山県射水市出身である立川志の輔さんだったこともあり、船津支部長(当時)から大会参加の時に志の輔さんに直接会って逗子での大学落語鑑賞会の話を伝えて明大落研に早く進めるようお願いして欲しいと頼まれました。 

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 楽屋に石渡さんと行って面会を申し込み校友会の名刺を取り継ぎの人に渡し、先に待っていた方も居られたのですが直ぐ会っていただき、“落研に繋げるよう心します”との返事を志の輔さんからもらいました。数日を経ないで明大の落研から連絡が入り、大学落語鑑賞会が急展開していったという裏話もありました。志の輔さんと会話したのは数分でしたが同じ校友の有難みを味わった良い思い出です。

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          千登世寿司2階での顔合わせ打合せ会

 後列:左から 八木君(明大)、村上君(明大)、戸田君(青学)、大川君(青学)

 前列:左から  仲内、足立、渡邊貞雄さん、臼井浩さん、船津支部長(当時)

 

 明大落研の窓口だった紫紺亭小迷治こと八木真平君が当日の落語で逗子商店街の店名を出しての話は特に感心した記憶が残っています。また当時明大落研に大学落語選手権で2位となった駿河炎誌こと小田中裕士君がいたことと、また学生に交じって横浜市立蒔田小学校5年の落語少年“はな家小でん”こと内野智也君が出演して花を添えてくれました。(現在 八木真平君は明大落研OB会副事務局長、小田中裕士君は立川がじら)

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           明大落研 駿河炎誌(小田中裕士君)*現在二つ目の立川がじら

    *“立川がじら”さんには再度逗葉地区に来て落語披露をお願いしたい!

大学落語鑑賞会は、船津支部長と逗子葉山で落語会を開催する逗子葉山駅前寄席の渡邊理事長の熱い思いで実現の運びとなったのですが、逗子葉山鎌倉駅前寄席となった今でも多くの当校友会役員がボランティアで参加しています。 

 

 前述した全国校友千葉大会の司会は明大落研出身の渡辺正行さんと明大卒アナウンサーの高畑百合子さんでしたが、終わった帰りに渡辺正行さんと出会い暫し会話をして一緒に砂山、小川両氏が写真におさまっています。

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     左から 砂山相談役、小川幹事長、一人おいて 渡辺正行さん

 5月25日新型コロナウイルス感染拡大防止で出されていた緊急事態宣言が神奈川県も含め全面解除になりました。経済界はもとよりスポーツや舞台を活動の場とする音楽関係者や落語を含む伝統芸能や演劇関係者にとって生業に制約を受けていたわけで、見たり聞いたりすることで生きている実感を味わっていた人たちに再び喜びを与えて欲しいと思っています。新型コロナウイルスの終息は1年以上後かもしれませんが、ほぼ流行の収束を機に段階的にイベントの再開を願っています。   (足立 記)

 

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