明治大学校友会逗子葉山地域支部ホームページⅡ

明治大学校友会逗子葉山地域支部ホームページⅡ

平成31年(平成最後)のお花見会を開催しました

 平成31年3月30日(土)は当支部恒例のお花見会でした。桜山中央公園に10時~14時の時間帯に集まり、会費無し・参加者各自は自分のお弁当と飲物持参・都合の良い時間に顔を出してもらえば良いことにしています。家族、知人参加も歓迎です。

 今年も近くに住む担当の豊田さんに朝早くからブルーシートを敷いて場所取りをしていただきました。今年は数日前から雨天が予想され、それが午前曇り、午後から雨と変わり、前日予想では夜に雨、に変わりました。当日は曇りながら晴れ間も見え風も無くどうにかお花見会を開催できました。担当の川﨑、小川、豊田の各氏が9時30分前に会場上の桜山公園バス停の駐車場に足立が車で運び込んだ飲物他を会場に用意しています。ブルーシートの上に赤い毛氈を敷き、行事で残った酒類、他の飲料、そして駿台会の小旗、ビニールコップ、紙皿、割り箸、ウエットティッシュ、雑巾、ごみ袋等を用意して参加者を待つことになりました。今年も昨年同様に腰痛の方用に折畳み椅子2脚を用意しました。(毎年同じ場所、同じ条件です)

 10時前後に参加者が集まり始めましたが、毎回参加者を募る連絡のみで参加者は当日にならないと判らないというのが当会のお花見会で、20人前後は集まるかなと思ったのですが、結局今年の参加者は12名でした。桜(桜は花をさし、木は桜の木という)の方も道路側は8部程度で見ごろだったのですが、公園内は1部程度で道路側の桜を愛でることになりました。

f:id:meijizuyou:20190407001633j:plain

 稲門会さんも昨年同様一緒で、こちらの方はあらかじめ弁当予約で参加者が決まっていて20名以上集まっていました。駿台会から山村支部長が用意した新潟の純米吟醸「上善如水」を差し入れしたところ、後で秋田の清酒「秋田の雪」の返礼がありました。

f:id:meijizuyou:20190407001729j:plain           (逗葉稲門会さんのお花見会)

 今年は亥(猪)年にあたり昨年“犬桜”の写真入り資料を回覧して説明した手前“猪桜”の説明をしようと思ったのですが、さすがに“猪桜”は無く、こじつけでもと思って猪の肉は、 “牡丹肉”というので“牡丹桜”はあるのでこの説明をしています。後で稲門会の酒博士・高山さんが来られて“猪桜”と“猪酒(土佐の牡丹酒)”の解説書を渡したところ異論なく納得されていました。余談ですが“牡丹肉”は丹波篠山の“牡丹鍋”が有名でデカンショ節にも「雪がちらちら丹波の宿に ししが飛び込むぼたん鍋」また徳島阿波踊りにも「ささやま通れば笹ばかり イノシシ豆喰いてホイホイ」と歌われています。徳島を治めていた蜂須賀家の宗家が丹波篠山だった縁のようです。

f:id:meijizuyou:20190406232514j:plain 牡丹肉(猪肉)

f:id:meijizuyou:20190406233135j:plain   牡丹桜(猪桜?)

f:id:meijizuyou:20190406234155j:plain   牡丹酒(猪酒?)

  稲門会の顔なじみの女性の方が来られて歓談しましたが、一緒について来た堀内在住の髙井さんは明大卒の方でした。お二人を入れて記念写真も撮っています。

f:id:meijizuyou:20190407002030j:plain

 参加人数が少なかった割に飲物は豊富で、毎度ながら新年会の残りの芋焼酎黒霧島麦焼酎いいちこ紹興酒、そして差入れのキリン缶ビール1箱、新潟の酒・八海山と上善如水、また葉山夏みかんワインもあってウーロン茶、緑茶、ミネラルウオーターも用意されていました。残念なのは“つまみ”の料理を差入してくれる常連の会員が所用で参加できなかったことでした。駿台会のお花見会は、これまで風流人の集まりを自称していたので、やはり桜に因む料理が加わっていればと思うのですが、贅沢は不要でもせめて卵焼きを連想するタクアンぐらいは無いと寂しい感じがしました。

 初参加者はおられず、昨年、久し振り参加の宮澤さんが今年も参加されました。 体調不良だった日向さんや“スナック舞”のママも顔を出され隣り同志の会話が続いていきました。今年は11月17日(日)に逗子で明大マンドリン倶楽部チャリティーコンサートを予定しているためその話題と、9月の敬老の日に明大出身の落語家“春雨や風子”さんを呼んで葉山で敬老寄席があるので当校友会で後援しようとの話も出ています。

 平成の時代はあと1ヵ月で終わり、新元号発表直前の平成最後のお花見会でした。

f:id:meijizuyou:20190407005011j:plain  4月から準備開始です  

f:id:meijizuyou:20190407002832j:plain 応援していますよ!

 差入していただいた方にはお礼申し上げます。今年参加出来なかった方も、途中からなら手ぶらでも結構ですので来年は是非ご参加下さい。

 今年の参加者は    山村、石渡、日向、仲内、豊田、川﨑、小川、根岸、西山、宮澤、足立、(すなっく舞)馬場の12名でした。

14時で予定通り終了し、稲門会の方々も同じで帰りのバスは一緒でした。その後6名は“すなっく舞”で二次会となりました。

f:id:meijizuyou:20190407002334j:plain

f:id:meijizuyou:20190407002359j:plain

 追記:4月5日(金)母校逗子中学校の入学式に所用で行きましたが、道路際の桜が満開でした。昔は入学式と桜は一緒だったのが、ここ数年開花が早まって3月末にお花見会を開会するようになったのですが、やはりお花見は4月が相応しいと思われました。  

 

       2019年(亥年)のお花見会 記念雑記

  今年は亥年(猪年)です。亥年のお花見会はやはり時期はまだ早いのですが猪桜に思いを馳せて猪酒を吞みながら明大の仲間と語らいたいものです。

猪桜(別名:牡丹桜)

 花びらがたくさんある桜の総称です。通常の桜の花びらは5枚なのに対し、猪桜は何枚もの花びらを重ねてつけることが特徴です。

 1輪の花に平均10~130枚ほどの花びらがつき、「菊桜」「菊咲き」と呼ばれる種類になると、300枚以上の花びらをつけます。

また、花と同時に葉っぱをつけるものが多いことも、通常の桜との大きな違いです。

 品種改良によって生み出されたものが多いことから、山桜と対になる「里桜」とも呼ばれます。

 また、花の姿が牡丹と似ていることから、「牡丹桜」、「八重桜」という別名がつけられました。

 

猪酒(別名:牡丹酒)

 日本最後の清流・四万十川を凌ぐ仁淀川の湧水から生まれた土佐の猪酒(別名:土佐牡丹酒)。高知県出身の直木賞作家・山本一力さんの時代小説「牡丹酒」を元に開発されました。その酒質設計は、 いわゆる珍味等の酒の肴と極めて好相性を示すナチュラルな味わい。小説「牡丹酒」では、司牡丹を土佐の珍味「酒盗」(新鮮なカツオの内臓の塩辛)とともに江戸で売り出して評判になるという展開ですが、「土佐牡丹酒」もこのストーリー同様、「酒盗」等の土佐の珍味とともに、全国の地酒専門酒販店等を中心に販売しています。「日本酒だけでは日本酒の本当の楽しさやおいしさは伝わらない。 

 『土佐牡丹酒』は、派手さはないが酒肴のおいしさを倍増させ、飲み飽きしない晩酌の定番酒です。老舗福辰の「酒盗」また宮尾登美子さんの小説に出てくる老舗陽暉楼の「酒盗」を肴に猪酒を味わえば言うことなしでしょう。

 司牡丹酒造の故郷佐川の地は漫画家黒鉄ヒロシの出身地ですが、何と言っても逗子神武寺の植物を世に広めた植物学者牧野富太郎の出身地でもあるので、猪酒を愛でて佐川の地と日本3大清流四万十川 (他は岐阜の長良川、静岡の柿田川 )に思いを馳せたらと思います。

 なまず会の方へ)

 昭和48年(1973年)、第1次オイルショック。高度経済成長にもかげりが見えはじめたこの頃をピークに、日本酒全体の出荷量は遂に減少へと転じます。

 そして高知県では中内力知事が誕生した昭和50年(1975年)、東京の中堅酒類問屋(株)岡永が後の地酒ブームの先駆けとなる「日本名門酒会」を立ち上げます。既に「東の『新政』、西の『司牡丹』」を車の両輪として扱い、東京市場において成功を収めていた事実もあり、以下の12の銘柄を選抜し、「日本名門酒会」はスタートを切ることになるのです。青森「八鶴」、秋田「新政」、山形「大山」、福島「栄川」、新潟「越の誉」、茨城「一人娘」、岐阜「久寿玉」、長野「真澄」、京都「月の桂」、広島「酔心」、高知「司牡丹」、熊本「美少年」の12銘柄でした。

 当時の日本酒は、ナショナルブランドの大量生産「三増酒」が全盛の時代。地方で高品質な日本酒を造り続けている心ある蔵元の名酒と、本物の日本酒を飲みたいと思っている日本酒ファンとは、なかなか現実の市場で出会うことはできなかったのです。そこに流通業者として社会的な使命を感じた(株)岡永の社長飯田博(故人・飯田3兄弟の長兄)氏は、全国の名だたる蔵元を訪問し、ジックリ利き酒し、酒造りも見学し、社長や杜氏の話も聴き、地方の風土にも実際に触れる中で、12の銘柄を選抜したのでした。 

 そして、それまでの量販店への納入やナショナルブランド食品の特約の権利も返上し、背水の陣で臨むのです。その頃の飯田氏の言葉に、「銀が泣いている」というものがあります。これは不世出の棋聖坂田三吉の言葉ですが、「銀が泣いているが如く、日本の各地で美酒名酒が人に知られぬまま泣いている。」という意味でありました。この飯田氏の熱い念いと「日本名門酒会」の地道な活動がその後の地酒ブームを生み、牽引したといっても過言ではなく、さらに近年の純米・純米吟醸酒人気や海外の日本酒人気についても、この時の「日本名門酒会」の発足がなければ、あり得なかったと言えるでしょう。

 1.桜の花(見分け方)

ソメイヨシノ――葉より花が先に咲き、花は淡紅色で中心部が赤い(名所江戸)

 (オオシマザクラエドヒガンの雑種で初め江戸染井の植木屋から出て

 ヨシノザクラと呼んだが吉野山とは関係がないためソメイヨシノ

 呼び名をかえた)

オオシマザクラ――緑の葉と花が一緒につき、花は白色で中心部が淡緑色

エドヒガンザクラ――葉より花が先に咲き、花は白色で中心部が淡紅色

ヤマザクラ――赤茶色の葉と花が一緒につき、花は淡紅色で中心部が赤い(名所京都)

ヤエザクラ――牡丹桜(猪桜?)・八重咲きの里桜[庭植えの改良桜](名所奈良)

 (奈良から関東に移植され荒川堤はヤエザクラの名所になっている、明治大学生田校舎のヤエザクラも又しかり)

 

                ←戻る