昨年11月23日(金・祝日)に逗子葉山鎌倉駅前寄席の忘年会が小坪の大谷戸会館で行われました。このボランティアの会には当校友会の役員が多く参加していて、帰りに駅前寄席の渡邊貞雄理事長から来年(2019年)の逗葉日中友好協会の「春節の祝い」の話が出ました。渡邊理事長は逗子市葉山町日本中国友好協会(逗葉日中友好協会)の会長でもあり、2018年度は同協会創立20周年を迎えていて、また日中友好条約締結40周年の節目の年にあたります。
逗葉日中友好協会は、隣国中国との友好関係を良好に保つことが日本のためにも、アジア・世界の平和の為にも重要であり、公式の外交のみならず民間の外交、草の根の交流も大切との考えで20年前に創立されています。
- - 10年前 渡邊貞雄理事(左)と逗葉日中友好協会副会長の伊藤一夫さん(右)- --
そこで10年前の日中友好条約締結30周年に日中友好に貢献した地元の岡田朝太郎博士の顕彰碑を明治の仲間で建立した話をしたところ是非これは地元の人にPRしなければいけないということになりました。
- - - 右手前は発起人の高木さと子さん(岡田朝太郎の孫)- - -
(表面は川柳碑、裏面が岡田朝太郎顕彰碑)
- - 2013年2月 逗葉日中友好協会会長の矢部房男さん(左) と渡邊貞雄理事(右)- -
(春を呼ぶ日中伝統のしらべのPR放送)
「春節の祝い」を岡田朝太郎顕彰碑の紹介も兼ねたお祝い会にしようということになり、これまで日中友好協会の会員ではなかったのですが、急きょ会員となり全面的に協力することにしました。渡邊会長には当支部の杉山副支部長がそばについて意見具申と補佐していた面もあり心強いかぎりでした。
中国の新年の祝いである「春節の祝い」は、これまで中華街や逗子のチャイハナで行い、チャイハナ閉店後は再び中華街となり、昨年は鎌倉日中友好協会と合同開催だったため鎌倉山下飯店ホールで開催したとのことでした。
- - 2017年春節の祝い(チャイハナ)逗葉日中友好協会会長の渡邊貞雄さん - -
- - - 逗子日米協会会長 清水澄子さんも参加( 臼井理事挨拶 )- - -
- - -2018年の春節の祝い(鎌倉日中友好協会と合同開催)- - -
渡邊会長に岡田朝太郎氏の資料を渡し、12月7日渡邊宅での打合せ後、「春節の祝い」の会場を逗子文化プラザさざなみホールとし2019年3月6日(水)午後を会場予約したのは1週間後でした。県下日中友好協会のご来賓の都合を渡邊会長が1週間で確認を取っていただきました。12月16日(日)、1月3日(木)渡邊宅での下打ち合わせを経て、1月7日(木)フランボアーズで逗葉日中の役員新年会兼「春節の祝い」第1回実行委員会開催となり、基本事項を決めています。
当日進行企画担当は(総合司会・実行委員長) 足立会員、(副実行委員長)臼井、山本、矢島、世安、林各理事と伊藤顧問、(渉外担当)松下会員、(会計担当)佐藤会員としました。また事前手配事項は会長が詳細な案を準備していただいたのでほぼこれに沿って進めることになりました。
第1部で来賓としてご挨拶は、記念碑建立に係った平井竜一前逗子市長、森英二前葉山町長(代理勝美夫人)に近隣日中友好協会を代表して神奈川県日中友好協会上島保則副会長にお願いすることにしました。また岡田朝太郎氏の紹介を、久木在住の浅田毅衛明治大学名誉教授(今年89歳)にしていただくこととし、中国からの留学生2~3名にスピーチを依頼することにもしました。
第2部では抽選会を行なった後、中国伝統芸能鑑賞としてこれまで日中友好協会とも縁の深い劉東風・劉妍夫妻に「京劇」と「双人変面」をしてもらうことにしました。2月25日には浅田名誉教授を伴って渡邊宅で岡田朝太郎氏の紹介の打合せもしました。
パソコンを駆使して企画書・予算書からチラシ・入場券の作成、準備品手配と自ら買物と今年90歳を迎えられる会長のバイタリティーには驚くばかりですが、明大校友会でマンドリンコンサートのチラシや入場券の原稿作成やさざなみホールでの総会実施経験もあったので、顕彰碑説明のプロジェクター映像作成等含めこの面でのお手伝いをしました。
一番心配したのは会場が開場の午後1時からしか借られなかったため、開会が時間通りに出来るかということでした。結果は、逗葉日中友好協会会員はもとより、駅前寄席参加の多くの校友会役員ほか明大関係者、逗子ロータリークラブ山本会長のお仲間、保護司会と逗子更女・葉山更女の方々及び参加いただいた方々のご協力をいただいて、舞台設営、会場のテーブルと椅子準備、飲食用意を予定の開会前に終了することができました。改めて感謝申し上げます。留学生の高源さんと刘普阳さんや県日中の三浦部長さんや望月さんにもお手伝いしていただきました。
後日のため開会前30分間の役割を記しておきます。(よく出来たと感心)
1.舞台大看板壁に張り付け、提灯飾り、挨拶台準備
*足立、矢島、山本、冨田、田辺、桐田
2.椅子50脚、長机13台準備
*綾部、*仲内、*川﨑、*鈴木悟、*安田、矢部、高、刘、三浦、望月
3.プロジェクター担当 *鈴木悟
4.飲食物担当
*杉山、*白石、坂田、岡本、庄内、(椅子机準備終了後)*綾部、*仲内
5.受付担当(記帳・当日券販売)
横瀬、山本夫人、村田、
6.受付担当(入場券もぎとり、配布物担当)
*佐藤哲、菊池、(舞台準備終了後)山本、桐田
7.演技者担当 伊藤
8.ゲスト控室担当 松下、渡邊、矢部、臼井
9.入口前幟担当 *足立、*綾部、山本
10.写真担当 *西山
上記以外に*浅田、*横溝、*石渡、*砂山、*加藤の明大卒の方が参加。(*は明大卒)
渡邊会長の、恩ある人を呼ぶ、準備状況を来場者に見ていただくという中国方式で、午後1時5分前から始めた準備も開場を10分程遅らせて如何にか最終準備の段階で入場していただきました。
- - - 渡邊貞雄会長 挨拶- - -
- - - 平井竜一 前逗子市市長にご挨拶 をいただきました- - -
- - - 前葉山町長 森英二夫妻 当日は勝美夫人にご挨拶をいただきました - - -
- - - 上島保則神奈川県日中友好協会副会長 に毎度ながらご挨拶いただきました- - -
- - - 矢部房男前会長 乾杯挨拶 - - -
次いで岡田朝太郎博士の功績説明となりました
次に中国留学生のスピーチがありました
- - -中国留学生の 高源さんと刘晋阳さん(スピーチの後 一緒に記念撮影)- - -
(演台に付けた漢字は本来逆さまにすべきところ慣れないので気が付きませんでした)
伊藤顧問にはスピーチを依頼する中国留学生探しでご尽力いただきました。伊藤顧問から「当日、参加いただく留学生は多摩大学 グローバルスタデイズ学部の3年 高源さんと横浜国立大学大学院2年 刘晋阳(りゅうしんよう)さんです。高源さんは湘南日中の柳田秀憲会長が多摩大学のグローバルスタデイス学部長 安田震一教授に直接頼まれて安田教授からは柳田さんあてに10分くらいのスピーチができるように訓練しておいたとの連絡が届いております。」との連絡をいただきました。当日多摩大学の学生課国際交流センター事務課主任の鄭文琪さん(女性)が写真撮影に見えました。
来場者の中には顕彰碑に名前のある横溝正子さん(上記写真・元横浜弁護士会会長で当支部会員)もおられゲスト挨拶をお願いしました。横溝さんからは後日お礼状に当日抽選で本が当たりましたと添え書きがありました。逗子ロータリークラブの村松さんと横瀬さんは校友会の忘年麻雀大会の常連参加で来場されていました。また日米協会の清水前会長も顔を出され逗子商工会婦人部の方と歓談されていました。
茅ヶ崎日中友好協会の加藤寛会長が明大卒とも挨拶で知り、神奈川県日中友好協会会長の神奈川新聞の並木裕之社長も明大卒で2年前の2017年に明大校友会東部支部総会で記念講演をされています。
10年前、湘南日中友好協会会長の岩崎富久男氏も明大卒(明大教授)で顕彰碑に名前記載もありご案内を差し上げましたが来られませんでした。逗葉日中顧問の伊藤さん(湘南日中友好協会理事でもある)の話ではお元気ということで安心しました。
第2部は抽選会でスタート、そして中国伝統芸能鑑賞となっています
第2部の極めつけは京劇と双人変面でした。変面とは、中国伝統芸能の中でも「文化遺産」とされ中国国家秘密の秘技です。マスクを一瞬のうちに変えて、怒りや恐れ、絶望などの喜怒哀楽を表現します。 劉東風と劉妍のお二人は、この変面に京劇の動作を加えてオリジナルの演出をし、世界初の「双人変面」ショーを作り上げました。
一人でも迫力ある変面。それを二人で、テンポ良く次々に40枚近くも顔を変えていく様は圧巻です!2007年、劉妍さんは日本テレビ『ドリームビジョン』の「スーパーカメラで中国の国家機密 変面の秘密を撮れ!」という特集企画に出演。変面の秘密を見破ろうとする最先端のスーパーカメラ6台に囲まれる中で変面を披露し話題になりました。
- - - 劉東風さん・劉妍さん素晴しい演技ありがとうございました- - -
- - - 山本副会長 閉会挨拶 - - -
タウンニュース逗子・葉山版2月22日号に会長が案内を掲載し、当日はJCOM(鎌倉ケーブルテレビ)の取材もあり、翌日7チャンネルで18:30.20:30,23:30に3度放映されています。
当校友会としては、10年前に建立した岡田朝太郎の顕彰碑を地元にPRすることが出来、発起人で出資者の高木さと子さんに娘さんから報告していただけたことと、日中友好協会に意外と明大卒の方が関わっていることを再認識したことで、記念すべきこの節目のイベントに協力できたことに感謝することになりました。
ご参加いただいた方には、2時間の中で式典、岡田朝太郎顕彰碑と逗葉日中20年の歩み映像紹介説明、中国留学生スピーチ、抽選会、中国伝統芸能鑑賞と盛り沢山で飲食歓談の時間が無いような状況でしたが、舞台から降りてまでの世界に一組の双人変面ショーを身近に鑑賞できたことでご満足いただけたのではと思います。
このブログの当日の写真は、プロジェクター担当だった鈴木悟さん及びJCOMさんよりいただきました。 後日、西山さん撮影の写真も追加する予定です。
なお、当日プロジェクターで写した映像(ノーカット版)をホームページの「その他」に掲載しておきます。岡田朝太郎の功績と逗葉日中友好協会20周年の歩みを頭に留めていただければ幸いです。 (足立)