9月26日(土)午後7時から東逗子駅前のスズキヤ2階にあるモダンバレー教室“スタジオ955”でお月見会が開催されました。「中秋の名月」の1日前で前夜祭でした。
この会場は当支部会員の三武豊蔵・八桑みどり夫妻の運営する場所で部屋の脇にはサロンナナ(スナック)があります。奥様が教えているストレッチ体操の生徒さんやサロンナナのお客さんに交って明大校友会からも森、西山、小川、足立の4名が参加しました。今年の7月にカラオケクラブの月例会場“すなっく舞”でご夫妻の結婚祝いをしましたが、このお月見会はご夫妻の結婚を記念しての初めての試みだったようです。
15分前に着くと既に教室の中央の大きな花瓶にすすきが沢山入れられ、お団子が供えられて、ここを囲むように長方形にテーブル椅子席がセットされていました。窓側脇には金屏風があり豊蔵さんによる“すすきと月見草”が竹製の花器に生けてありました。
テーブルには1人づつ奥様の料理が用意されていて、大皿内のオードブル、小皿内の酢の物そして丸皿に月に見立てた丸い豆腐料理もありました。当然酒も各種ありましたが、風流人の集まりのため酔うための酒ではなく、味わい楽しむ酒でとの三武夫妻の心配りで山口県岩国の日本酒『獺祭』(だっさい)で乾杯をしています。
案内をいただいた際に「中秋の名月」に因む文章を頼まれたので持参して参加者に配りましたが、酒が入ったあと頼まれて解説もしました。中秋と仲秋、27日の中秋の名月と28日の満月の違い、月は地球と同じく楕円、月の薄暗い模様は日本ではウサギでも国によって異なる、お供え物は里芋からお団子へ等を話しています。月に因む“つき”“月の砂漠”“朧月夜”“荒城の月”“炭坑節”など歌う人も出てきた後、みどりさんがドビュッシーの“月の光”の曲に合わせてモダンバレーを披露する一幕もあって風流気分は最高潮に達しました。
歓談の中では月に関する話以外に、月が地球から見た場合ラグビーボールのよう楕円形を意識したのかラグビー談議になり(ラグビー好きの人が多かった)、また親の故郷が高知県という方がおられたことから坂本竜馬、武市半平太(月形半平太のモデル)らの幕末や捕鯨談議なども出ました。
西山さんは明早戦で高木俊の残り4本での六大学硬式野球安打新記録を期待して観戦の帰りでした。この日は2安打で記録達成はならなかったとの報告もありました。なお10月25日の「十三夜の月見」をしないと片月見で良くないという話もあり企画するような話もでたような気がしました。
「中秋の名月」の文にあった月に因む雑学を記しておきます。
○短歌(奈良時代までは和歌)
楽しみはモダンバレーに秋の月 夫婦仲よく三度喰うめし
春の桜→モダンバレー (五代目市川団十郎の短歌の盗作)
○俳句
名月や 店にさし来る 白頭(しろがしら)
門→店 潮頭→白頭 (芭蕉の俳句の盗作)
我愛す三武の月 炯然(ケイゼン)として窓辺に掛かるを(山中→三武、疎林→窓辺)
幽笑の人喜ぶが為に 流光帽縁に散ず (幽独→幽笑、憐れむ→喜ぶ、衣襟→帽縁)
翠の心本(もと)月の如く 月も亦(また)翠の心の如し (我→翠の、我→翠の)
心と月と両(ふたつ)ながら相(あい)照らし 清夜長(とこしなえ)に相尋ぬ
(眞山民の漢詩の盗作)
○花 月見草、月下美人 、
○木 月桂樹、皐月 、
○草 月草(露草のこと)、月見たんぽぽ 、
○動物 月の輪熊
○歌手 五月みどり(お暇なら来てね)、大月みやこ(月に咲く花)
○作家 泉 名月(鏡花養女・逗子市山の根に住んだ)
○酒 月の桂(伏見)、月桂冠 (伏見)、雨後の月月光(広島)、銀嶺月山(寒河江)
○菓子 月餅、
○クラシック 月の光 (ドビュッシー・ベルガマスク組曲より)、