明治大学校友会逗子葉山地域支部ホームページⅡ

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美術鑑賞会で駒場にある日本民藝館を見学しました

 7月25日(土)第8回美術鑑賞会として駒場東京大学近くにある日本民藝館を訪問見学しました。参加者は美術鑑賞クラブの細野部長以下、柳生、牛久、林、西山、仲内、山村、斉藤、足立の総勢9名でした。JR逗子駅に10時集合、湘南新宿ラインで渋谷下車、井の頭線駒場東大前に行き、まず駅前の東京大学構内に入り樹木の大木を見ながら大学食堂で格安の昼食を取りました。学生さんは夏休み中でしたがかなり利用していました。

 日本民藝館は、柔道の加納治五郎が叔父(母親の弟)にあたり日本の民芸運動を起こした柳 宗悦ゆかりの場所で、日本民藝館深澤直人館長が選ぶ愛らしさのにじむ民芸「動物文様の工芸と絵画」の特別展示を鑑賞しました。明治大学理工学部専任准教授の鞍田崇(くらた・たかし)さんが今年4月に著書『民藝のインティマシー—「いとおしさ」をデザインする』を出版されていますが、今回の鑑賞会は民芸の持つ「民衆の美」ほか宗悦が提唱した多くの美の確認と鑑賞が目的でした。かって宗悦は著書「茶と美」の中で眼を清めて『ぢかに見る』ことの重要性を説いていましたが「美」だけでは言い尽くせない、インティマシー=愛おしさを堪能することになりました。当日の内容は次号会報に詳しく細野さんが寄稿予定です。

 道路に面してある旧柳宗悦邸の西館は閉館日で見学できませんでした。また駒場公園内にある都立近代文学博物館、日本近代文学館および近くの駒場野公園内の樹木見学も今回時間が無く予定に入れておりませんでした。 f:id:meijizuyou:20150802124406j:plain

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 日本民藝館見学のあと駒込に出てここから白山上までタクシー利用、本駒込駅近くの豆腐懐石料理の老舗「五右ヱ門」でゆっくり夕食を取って閑談、畳座敷の風情(斜め障子ほか)や出された料理(三色の豆腐田楽ほか) と器(益子焼の古い正方形の皿ほか)など拝見しながら参加者の解説もあり「美」について認識を新たにした一日となりました。

 地下鉄三田線で三田に出て京浜急行で逗子に戻りました。

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